Umidori

2021.02 / Visualization
卒業研究で開発した可視化ツール。海鳥の行動データを可視化することで比較分析の支援を目的とする。
このツールに関する研究論文は第196回HCI研究会 学生奨励賞(一般社団法人 情報処理学会)と茗溪会賞(一般社団法人 茗溪会)を受賞しました。

課題

海鳥は種や生息地や時期によって移動の様子が異なるため、その移動データを分析するためには比較が重要になってくる。 また海鳥をはじめとする移動体の移動データは可視化することでその理解が進む。 さらにデータの可視化作業は鳥類の研究者にとっては煩わしい作業である。 こういった背景から分析ツールは必須であることがわかるが、海鳥の移動データの比較分析のための効率的な可視化ツールはない。

アプローチ

自由度の高いSmall Multiplesを用いた視覚表現と、対話的な編集が可能なUIを備えた統合的ツールを開発した。

Development

Java, JavaFX

Publication

  1. Tomoya Onuki, Kazuo Misue. Visualization tool for comparative analysis of seabird movement data. In Proceedings of 2022 26th International Conference on Information Visualisation (iV2022), pp.286–292, 2022. link
  2. 小貫智弥, 三末和男. 海鳥の移動データの比較分析のための可視化ツールの開発, 情報処理学会研究報告, Vol.2022-HCI-196, No.6, 2022. link